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【トーマスーツ旅行】岩手【1日目】

2024.10.08
THOMAS
  • 旅行
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9月下旬に岩手まで2日間の旅行に行ってきました。

 

中尊寺金色堂

東北新幹線で東京→一ノ関に移動して、在来線で平泉駅へ向かいます。

 

 

去年から東海道新幹線ではワゴン販売が無くなり、スジャータのアイスが食べられなくなりましたが、東北新幹線ではまだ売っています!
私はそのことを知らず、東京駅改札内にあったサーティワンアイスクリームの自販機でカップアイスを買ったのですが、駅弁を食べ終わる頃にはすっかり溶けてしまっていました(ワイのコットンキャンディが…!)。
とはいえ、東北新幹線では「シンカンセンスゴイカタイアイス」も購入可能で、バニラだけでなく「ずんだ」味まであります。

 

で、東京から2時間ちょっとで一ノ関に到着し、平泉駅へは電車で10分弱でした。
それからバスに乗り、5分くらいで中尊寺表参道の入り口に着きました。

 

 

参道入り口にある弁慶の墓。源義経は三代秀衡によって平泉に匿われていました。

 

最初の坂は結構キツいですが、高く生い茂った木々の緑と、秋口の空気も爽やかで心地いいです。

 

 

世界遺産平泉を一望できる休憩所

 

平泉は平安時代後期、奥州藤原氏によって浄土思想に基づいて作られた理想世界です。

 

 

中尊寺本堂

 

金色堂に至るまでにはたくさんのお堂があるのですが、本堂では比叡山延暦寺から分けられたという「不滅の法灯」を見ることができます。

788年(延暦7年)に天台宗の開祖、最澄が灯したときから1000年以上燃え続けているこのイモータルな火は、信仰や修行の象徴です。
初期の仏典には神仏に捧げる灯火を絶やさないように、油を断たないように大切にしなさいという教えがあり、そこから「油断」という言葉が生まれたみたいです。

 

 

 

全国的にも珍しい、目にご利益があるとされる「め」のお守りが有名な峯薬師堂の前にあったのぼり。
ゼーレみたいでかっこいいので、このマークのお守りがほしいと思いました。

 

 

それから奥州藤原氏の残した文化財3000点あまりを収蔵する宝物館、讃衡蔵 (さんこうぞう)で金色堂共通の拝観チケットを買って、国宝を見学しました。

特に印象に残ったのは、獅子に乗り四眷属を伴った騎師文殊菩薩像という仏像がかっこよかったのと、『金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図』という絵があって、よく見ると描かれている塔が文字によって表されていて、経典であり絵画になっているのと、アスキーアートみたいでユニークでした。

 

 

讃衡蔵の展示の最後に、写真撮影できた荒木飛呂彦先生のイラストのパネル。
物販でポストカードなどの商品として売られていなかったので少し残念でした。

 

 

讃衡蔵のあとは、いよいよ中尊寺金色堂へ。

 

 

写真に写っている建物(覆堂)の中に金色堂があります。
お堂を丸ごと建物で覆っているというのが面白いですね。
その中にある大きなガラスの囲いの中に、螺鈿細工、蒔絵、彫金などゴージャスな加工が施された金のお堂があります。

 

展示パネル写真より

 

仏像の配置は金色堂独自のもので、中央には阿弥陀如来、その脇侍(中心となる仏の左右に控える菩薩)として勢至菩薩と観音菩薩、さらに6体の地蔵菩薩で固められており、なぜか四天王のうちの増長天と持国天がスタメン入りして最前…という異例のフォーメーションです。
数えるとちょうど11尊で、その数から“奥州サッカー”というワードが降りてきました。

 

仏像の足元は、須弥壇(仏壇)という仏像を安置するための箱状の台座になっており、3台あるこの須弥壇の中には奥州藤原氏4代の遺体(源頼朝に敗れた四代泰衡は首級)がミイラとして眠っています。
要するに金色堂とは、奥州藤原氏4代の金の棺でした。

 

 

松尾芭蕉が平泉で読んだ句「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」

 

神社エールと寺ミス

 

その後は「かんざん亭」というお店で自然薯のお蕎麦や、神社エール(ジンジャーエール)、寺ミス(ティラミス)をいただきました。

昼食後、下山して花巻駅へと向かいます。

 

 

 

 

Lit work place

ドラマ『#居酒屋新幹線』の新花巻編で紹介されていた「Lit work place」というお店に行ってきました。

 

 

 

1階で自家製ベーグルとクラフトビールの試し飲みセットを注文して、2階の席でいただきました。
花巻のブランド豚・白金豚をはさんだベーグル、クリームチーズのベーグルはビールとの相性が抜群で、グラスがどんどん空いていきます。

宿のチェックインと夕食の時間が近かったので、わんこビールに移行したい気持ちをグッと抑え、いくつかのクラフトビールをテイクアウトして店を出ました。

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THOMAS

トーマス・モリス(Thomas Morris)。Peace and Afterのデザイナーです。